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シェーバー関連ニュース過去ログ2016年



シェービングジェルの比較ページを更新しました2016/07/07
シェーバーヘッドの滑り、メントール感、価格など、シェービングジェルには様々な要素がありますが、なかでも「すすぎやすさ」は大きな要素です。
というのも、すすぎにくい(流れ落ちにくい)ジェルだと、すすぎに時間がかかってしまい、忙しい朝の時間にかなりのストレスとなってしまうため。

ジェル表面 ジェル裏面 ジェル中身

そんななかで、今回追記した「メンターム シェービングジェル」は、すすぎやすさがダントツです。
水をパシャっと当てるだけでスッと流れ落ちてくれます。
やや入手しにくいようで、ドラッグストアで見かけることはほぼありませんが、現時点で個人的にもっとも気に入ったジェルです。


フィリップスS9000シリーズもブラシで分解清掃した方がよいかも(動画あり)2016/04/05
従来モデルには分解掃除に使う為の小さなブラシが同梱されており、月一ペースでの刃の分解掃除が推奨されていました。
一方、9000シリーズにはブラシが同梱されておらず、取説にも「内刃と外刃を水またぬるま湯で洗います」としか書かれていません。
しかし、流水を当てるだけではリフト刃とカット刃の間に詰まった毛クズを落とす事はできず、徐々に剃り味が落ちてしまうように感じます。
そこで、従来モデルに付属していたブラシを使って分解掃除してみることにしました。

フィリップスのブラシ 刃の掃除のやり方、隙間にブラシを挟み込み、詰まりを落とします

【画像1】従来モデルに付属していたブラシ。両サイドにブラシが付いていますが、今回は短い側を使います。
【画像2】内刃の、リフト刃とカット刃の間(白い矢印で示した部分)にブラシの先端を挟み込み、詰まった毛クズを押し払うイメージで刃先の方向に動かします。リフト刃は柔らかいので、勢い余って破壊しないように力加減を調整します。

動画はこちら。



最後に、ブラシの長い方を使って全体を払ったら終了です。
出てきた髭クズの量を見て、「これだけ詰まってたら、そりゃ剃り味落ちるよね」と感じました。
毎回ウエット剃りで、使用後は水洗いしていますし、月一で分解して刃を流水にあてる事もしていましたが、それでも髭クズが詰まってしまうようです。
やはり9000シリーズも定期的なブラシ掃除は必要かも知れません。

9000シリーズの内刃の外周は刃が15個ですので、数をカウントしながら掃除すると、同じ刃を2度掃除してしまう事態を防げます。
ちなみに、内刃は二重構造になっていますが、内周の刃はカット刃のみ(リフト刃無し)ですので、特に掃除の必要はないと思います。

なお、メーカーに「9000シリーズの刃をブラシで掃除してよいか」と確認してみたところ、「可能です」との事でした。
また、ブラシは部品として取り寄せが可能で、量販店などで
「シェーバー用クリーニングブラシ 部品コード:NPHI00107」
と注文すれば税込み324円で入手できるそうです。
フィリップスお客様センターから直接通販も可能だそうですが、この場合は部品代324円に加えて、送料と代引き手数料で540円、合計で864円かかるとのこと。


ブラウンの電気シェーバー9070cc-cを使ってみたのでレビュー2016/04/02
「9シリーズならばドライ剃りでも肌に優しく早剃り出来るのではないか」と期待して購入。
ちなみに、“9070cc-c”とはカメラ系量販店で売られているパッケージで、箱の中には“9070cc”とブラウン製のデジタル目覚まし時計が入っています。

正面から 横から 小さな突起を押しながらスライドさせる 使い勝手の良いトリマー

【画像1】艶有りの美しい本体。ズッシリと重みがあります(実測値215グラム)。
【画像2】側面〜裏面はゴムっぽい材質で滑る心配がありません。
【画像3】裏面にはトリマーが格納されており…
【画像4】スッとスライドさせるとトリマーが起動する仕掛け。トリマー下部にMade in Germany(ドイツ製)の刻印が。

銀色のスライド式スイッチ 5連画像。好きな位置でロックが可能

【画像5】電源ボタンの上にある巨大なスイッチは「マルチヘッドロックスイッチ」。ヘッド固定スイッチです。
【画像6】5連画像。ブラウンの特徴的な首振りヘッドですが、ヘッド固定スイッチを使うと、画像の5箇所のポイントでヘッドを固定できます。鼻の下を剃る場合などはヘッドが動かない方が剃りやすいので、あえて首を固定させるのです。同時に網刃のサスペンションも固定される仕組み。

青色の刃が、9シリーズの特徴 刃を横方向からクローズアップ 巨大な刃に定規をあてる 巨大です すぐに塗装が剥がれてしまい残念 網刃と内刃がセットになっており、分離は不可能

【画像7】青く塗装された刃が、「極薄リフトアップ刃」。寝たヒゲを持ち上げてカットするという機能を持っているらしい。
【画像8】4枚もの刃が全て同時に肌に接するわけで、かなりの設置面積があります。「剃っている」というよりも「面をあてている」という感覚。
【画像9】定規を当ててみました。横幅は約4cm。
【画像10】縦方向は約2.6cm。
【画像11】リフトアップ刃の青い塗装はすぐに剥がれてしまいました。
【画像12】刃を外したところ。網刃と内刃が一体化したカセット方式になっており、これ以上は分解できません。つまり、網が破れた場合に「網刃だけを購入」という事はできないのです。

ヘッド部分をわざと振動させる仕組みが備わっています。
激しい振動で→肌との摩擦が少なくなって→肌に優しく剃れる、という設計思想なのですが、これは確かにその通りだと感じました。
振動によって、「止まらずに勝手にスルスル前に進む」という感覚です。
1箇所に留まってしまうという事がおきないので、押しつけ力で肌が赤くなってしまう事がありません。
4枚目の青い刃が加わった事によって刃面の設置面積が大きくなったわけですが、これにより肌への圧力が分散されます。この事もまた、肌への優しさに寄与していると感じます。

完成度の高い自動洗浄乾燥機 コードは邪魔にならない ACアダプタ一体型電源プラグはやや大きめ 洗浄機も定期メンテが必要

【画像13】洗浄機はシンプルなデザイン。サイズは横12cm×奥行き15cm×高さ26cm(シェーバーをさした状態)。9シリーズはシェーバーが真っ直ぐに立ちます(7シリーズなどは斜め)。
【画像14】コードは洗浄機の斜め後ろへ差し込みます。差し込み口へは斜め下方向から差し込む形となり、コードの取り回しがラクです。
【画像15】コードはカールコード。洗浄機を介さずに、シェーバー本体に直接コードをさして充電する事も可能。
【画像16】この部分、髭クズやホコリを定期的に掃除しないと排水溝が詰まります。

ケースは上質なナイロン ケースは内側も黒です

【画像17】シッカリした作りのケースが付属します。
【画像18】ケースに入るのは本体だけ。コードを一緒に入れる事はできません。

メリットとデメリットをまとめると以下の通り。

メリット デメリット

紙のカタログから抜粋


【画像19】カタログ冊子の9シリーズの欄には「7年耐久保証」という記述があります。これは、「7年間の使用に耐えうる事が見込まれている(7年使えるつもりで製造した)」という意味であり、耐久性の目安だそうです。なお、メーカー保証は1年間です。

9070cc
(2016年4月時点での現行モデル)
現行モデルの情報をまとめているページはこちら→ブラウンシェーバーの機種比較
旧モデルはこちらです→ブラウンシェーバー旧モデル比較


フィリップスシェーバー用USB充電ケーブルが市販されていた2016/03/25
メーカー純正品ではありませんが、フィリップスシェーバーに適合するUSB充電ケーブルが発売されています。
2015年4月に発売開始、2016年3月時点での価格は1980円。
9000シリーズではエラー表示が出て充電できないとのレビューが複数ありますが、他のモデルでは充電できているようでレビューの評価も高め。
Synkq
USB充電
電源アダプター


ブラウンシェーバーの網刃および内刃の単体発売が終了。旧モデルの替え刃はコンビパック(網刃+内刃のセット)のみの販売に2016/03/19
現行のブラウンシェーバーはほとんどがカセット刃(網刃と内刃が一体化されたタイプ)ですが、カセット刃に以降する前は網刃と内刃は独立していました。
そしてもちろん、替え刃として、網刃単体や内刃単体を購入する事が可能でした。
しかし、2016年2月発行のカタログの替え刃一覧表(31ページ)を見てみると、網刃単体や内刃単体のパッケージが全て「発売終了」となっています。
これからは、コンビパック(網刃と内刃がセットになったパッケージ)でしか購入できない事に。
網刃をよく破ってしまうという方は、店頭在庫を早めに確保しておいた方がいいかも。
ブラウンシェーバー替え刃一覧表はこちら
ちなみに、2015年8月発行のカタログでは「オープン(価格で販売中)」との表記でした。


貝印カミソリのレッグトリマーを使ってみたのでレビュー2016/03/11
カミソリで有名なKAI社の「レッグトリマー」。
スネ毛を処理する為の製品です。
家電量販店の電気シェーバー売り場でシェーバーと並べて売られていたので、気になって買ってしまいました。

パッケージ 裏面の注意書き 使い方マニュアル。長い毛だけをカットする仕掛け。

【画像1】正面からは1本しか見えませんが、実は2本入りです。
【画像2】「むだ毛を適度に整える」「毛を根本から剃るものではありません」との記述が。
【画像3】ドライの状態で毛の流れに逆らって動かすと、長い毛が刃に当たってカットされる仕組み。

サイズは普通のヒゲ剃りとほぼ同じ、刃渡りは34mm トリマー(アタッチメント)によって毛を3mmに揃えられる

【画像4】刃にクシ状のガードが付いている以外は普通のカミソリと変わりません。黒い部分は滑り止めのゴムです。刃の枚数は1枚。
【画像5】刃までの距離は3mm。毛を剃るのではなく、あえて3mm残して刈る事で自然な清潔感を演出できるというもの。ガードは取り外しできません。

ヘッドが動き、肌の凸凹に追従する 指で限界までヘッドを引っ張り上げたところ

【画像6】バネ式の首振り機構が備わっています。この状態からグイッと持ち上げると…
【画像7】ここまで角度が変わります。

実際に使ってみたところ、剃っている音がせず、肌への負担もまるで感じないので、「これで処理出来てるのかなぁ…」と若干不安に。
しかし足もとを見ると、毛がけっこう落ちています。
結局、10分ほどで両足全体の処理が完了。

ビフォーアフターの「ビフォー」 「アフター」です、ツルツルではなく自然な仕上がり

【画像8】処理前。
【画像9】そして処理後。

電動のボディーグルーマーと比べて毛を取り逃がす率が高いと感じましたが、角度を変えながら丁寧に往復させるとキレイな仕上がりになりました。
肌へのダメージや痛みは全くありませんでした。
「さほど毛深いわけではないが、夏に向けてスネ毛を処理しておきたい」
という方にオススメです。
KAI(貝印)
レッグトリマー


背中の毛を自力で処理するための巨大カミソリ“baKBlade DIY Back Hair Shaver”(baKblade公式サイト)2016/03/03
海外サイトで偶然こんなものを見つけました(笑)
画像は公式サイトから引用。

baKBlade(バックブレード)

電動シェーバーではなく、巨大なカミソリです。
刃先に安全ガードがついていて、刃の幅は通常のカミソリの約3倍。
「孫の手」のように背中を引っ掻くだけで、背中の毛を自力で処理できるというもの。
ガードが付いているので肌を切る心配がなく、ドライ剃りでも肌が荒れないそうです。
使い方をハイテンションな英語で解説している動画はこちら(YouTube)
米国アマゾンでは34.95ドルで売られていますが、残念ながら日本国内では売られていないようです。


鼻毛カッター比較ページを更新しました2016/02/25
2015年に発売されたフィリップス鼻毛カッターの新モデルNT5175/16を購入したので、鼻毛カッター比較ページ(パナソニックのモデルと比べているページ)を更新しました。

…さて、フィリップスの新モデル(NT5175/16)と旧モデル(NT9130)とでは、何が違うのでしょうか?
どちらも保有していますので、ここでちょっと比較してみます。

ノーズトリマー5000 ヒゲスタイラーも付属します

【画像1】今回購入した新型のパッケージ。
【画像2】ヒゲスタイラーの刃について、「ダブル鋭角刃で当社旧製品(NT9130)よりシャープにカット」と謳っています。

付属品をずらっと並べたところ ヘッド部分は色は違うが刃渡りや性能は同じ

【画像3】新旧モデルを並べてみたところ。
左(刃の周りがオレンジ)が新型、右(刃の周り青が)が旧型です。
付属品の数や種類はほぼ同じですが、新旧モデルでパーツの互換性はありません(新モデルのヒゲスタイラーを旧モデルにつけたりする事はできない)。
画像には写っていませんが、新旧どちらにもケースと電池が付属します。
【画像4】新モデルは、PHILIPSロゴの下に「Series5000」と印刷されています。
シェーバーを意識しているようです(笑)

マイクロスコープカメラで刃先を撮影 旧型も新型もまったく同じでした

【画像5】トリミングヘッド(標準の刃)の刃先をズームで比べてみます。こちらは新型。
【画像6】そしてこちらは旧型。全く同じです。

刃のエッジに羽が生えたような形状 バリカンのような方式で刃がこすれあう 片側は鋭角だが、もう片方は鋭角ではない

【画像7】気になるヒゲスタイラー部の刃先をズームで見てみました。こちらは新型。確かにエッジが鋭角です。
【画像8】重なっている2枚の刃がどちらも鋭角で、シャープな切れ味を実現している感じ。
【画像9】こちらが旧型。2枚のうち片方が鋭角ではないようです。

新旧の違いをまとめると以下の通り。 スペックや付属品や使い勝手に大きな違いはなく、マイナーチェンジモデルと言えそうです。
旧モデルを使っている方は、あえて新モデルを買う必要はないかも。

実際に使い比べてみたところ、新型のほうが動作時の騒音が小さくなっていました。
ヒゲスタイラーのダブル鋭角刃の効果については、正直、よく分かりませんでした。

旧モデルの使用レビューはこちら→フィリップスのフェイススタイリングキットNT9130を買ったのでレビュー(動画あり)
NT5175/16
(2016年2月時点での現行モデル)


フィリップスシェーバー9000シリーズを4ヶ月間使ってみたのでレビュー2016/01/04

9000シリーズ アクアタッチ

【画像1】フィリップス9000シリーズの中で最も廉価なモデル(洗浄機ナシ・3段階速度切り替えナシ)です。
現行モデルではなく、ひとつ前のモデルとなります(現行モデルとスペックは同じです)。
【画像2】こちらは、これまで使っていたアクアタッチ。3年近く使ったため本体は汚いですが、2年経過時点で刃を新品に交換してあります。
往復型シェーバーと比べて肌に優しいと感じていたものの、それでも剃ったあとで首・のど元が赤く腫れる事があるのが気になっていました。
この問題が解決できたらいいなと期待して9000シリーズを購入した次第です。

ヘッド部分は手で開ける 内刃の数が違う

【画像3】9000シリーズのヘッド部分は、もぎ取って分離させる方式。
アクアタッチなどのワンタッチオープン式シェーバーヘッドならば手を濡らさずに刃の水洗いが可能ですが、
9000シリーズの刃を水洗いする場合は必ず手が濡れます。
【画像4】左が9000シリーズの内刃、右が今まで使っていたアクアタッチの内刃です。
アクアタッチの方は刃の配置がスカスカですが、9000シリーズの方はギッシリと詰まっています(外側15枚+内側9枚)。

内刃のクローズアップ

【画像5】9000シリーズの刃(外周)をよく見るとV字に加工してあり、この「ダブルVトラック刃」によって「ヒゲを挟み込んで深剃り」ができると謳っています。
よく見るとリフト刃もV字に加工されている事が分かります。

ちなみに、9000シリーズも他のフィリップスシェーバーと同様に、定期的な刃の分解掃除が必要です。
掃除をしないと刃先に髭クズが詰まり、徐々に切れ味が落ちてしまいます。
分解掃除と言うと大げさに聞こえますが、月に1回程度の割合で、内刃と外刃を外して水洗いするだけの作業です。

トリマーはヘッド付け替え方式 電源アダプターを本体に挿す ヒゲを溜めておく部分

【画像6】トリマーは内蔵式ではなく、ヘッド部を取り外して同梱のトリマーヘッドに付け替える方式になりました。
私はトリマーを頻繁に使うので、センソタッチ3Dのように内蔵式にして欲しかったところ。
【画像7】センソタッチ3Dシリーズでは洗浄機か充電スタンドがないと充電ができませんでしたが、9000シリーズは充電器のコネクタを本体に直接挿す事ができるようになりました。
【画像8】ヒゲクズが溜まる部分は小さいので、ドライ剃りで1週間分のヒゲクズを溜めて1週間に一度週末に水洗いする、というスタイルには向きません。

使ってみて最初に感じたのが、早剃りであること。
外観や動作音からは全く想像できませんが(笑)、少ないストローク数でヒゲ剃りが終了します。
アクアタッチと比較して何割早いかを数値化するのは難しいですが、明らかに早くなったと感じます。
そして、期待していた通り、首筋が赤くなることはありませんでした。これがありがたいのです。

アクアタッチよりも明らかに早剃り・肌に優しい9000シリーズは、ヒゲが濃くて肌が弱い私のような人にはベストだと感じました。
フィリップスに感謝です。
一方、ヒゲが薄い人や肌が丈夫な人にとってはオーバースペックかも知れません。
S9181/12
(2016年1月時点での現行モデル)
現行モデルの情報をまとめているページはこちら→フィリップスシェーバーの機種比較
旧モデルはこちらです→フィリップスシェーバー旧モデル比較


これより前(2015年)のシェーバー関連ニュースはこちら
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