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シェーバーの選び方/機種の違いフィリップス | パナソニック | ブラウン

2024/11/28(木)更新
替え刃交換のレビュー2024/11/28
フィリップス9000シリーズを使い始めてから数年経過しましたが、さすがに刃が劣化してきたのか、アゴ(くせヒゲが多い)部分の剃り残しが増えてきたと感じるようになったので、刃を交換する事にしました。

作業前のフィリップス9000 替え刃の箱 箱を側面から

【画像1】私が使っている9000シリーズがこちら。
外観からは刃が劣化しているようには見えませんので、「交換する意味があるのだろうか…」と不安がよぎります。
【画像2】新たに購入した替え刃。
【画像3】パッケージ側面部分には、交換手順を示すイラストが。

上に引っ張って外す 左に回してロック解除 キッチンペーパーの上で軽く掃除

さっそく交換作業です。
【画像4】まずはヘッドホルダー(ヘッドのフタ部分)を上に引っ張って外してしまいます。
【画像5】刃を固定している水色リング(矢印が描かれている)をつまみ、左に回すと、ロックが解除されます。
【画像6】刃を分解して、軽く掃除してみたところ(閲覧注意)。

内刃にヒゲクズが溜まっており(「溜まって」というより「詰まっている」という状態に近い)、驚いてしまいました。
9000シリーズはウエット剃りに対応していますが、私はこのシェーバーをドライ剃り専用として使っており(ドライで充分剃れるので)、
「使用後に毎回水洗いしていれば充分キレイになるでしょ」
と思っていました。
しかしそれは間違いだったようです。
反省。
ドライ剃りでも、数ヶ月ごとに分解清掃した方が良さそうです。

新旧の刃を並べて比較。外刃はあまり変わらないように見える 組み込み作業 作業完了

【画像7】新旧の刃を並べたところ。外刃の見た目はほぼ変わりませんが、内刃はとんでもない違いです。
【画像8】分解とは逆の手順で新しい刃を組み込みます。水色リングは、お風呂用洗剤で10分ほど浸け置きした後、ブラシで洗浄しました。
【画像9】作業完了。

刃の劣化というのは日々少しずつ進むものなので、なかなか劣化を実感する事はできないのですが、新品に交換すると当然ながら全く変わります。
思わず「うぉー!」と声が出てしまうほど良く剃れるようになりました。大満足です。

なお、替え刃情報についてはこちらにまとめてありますのでどうぞ。↓


【注意喚起】粘度が高いシェービングクリームを使った事でシェーバーが壊れる2024/01/26

Schickハイドロシェービングクリーム

2023年秋に発売された「Schickハイドロシェービングクリーム(上の写真)」についてですが、あまりにも粘度が高いために、使用中にシェーバーの動作が止まってしまいました。
下の画像、シェーバーのディスプレイ部にエクスクラメーションマーク(びっくりマーク)が出ていますが、これは「スイッチは入ってるけど何らかの原因で刃が駆動してないぞ」という事を示すもの。
フィリップスのシェーバーでウエット剃りをしている途中で、この表示になりました。

異常を示すアイコンが表示された

その後、いつものように刃とシェーバー本体を水洗いして乾燥させておきましたが、シェーバー内部に残存してしまったクリーム成分が固まってしまったのか、後日スイッチを入れても動作しなくなってしまいました。
ヘッド部分を外しても動きません。
スイッチを入れると、一瞬ブルッとするものの、すぐに警告音&エクスクラメーションのアイコンが表示される…という挙動から考えて、クリームの成分が接着剤のように作用してしまい、駆動部分を固めてしまったようです。
たった1度の使用でシェーバーが壊れたという事です。
Schickハイドロシェービングクリームという製品自体が悪いわけではなく、電気シェーバーとの相性が極端に悪いという事だと思われます。
6枚刃ラムダッシュが有料(5,980円)でレンタルできる2023/12/13
「Rentio(レンティオ)」という家電レンタルのサイトで6枚刃ラムダッシュを借りる事ができます。
パナソニック公式サイトからリンクされているサイトなので信頼度は問題無さそう。
14泊15日で5,980円。
2024年1月31日までの期間限定。
刃については内刃・網刃ともに新品が送られてくるようで、本体については「点検済みリユース品」とのこと。
詳細は下記リンクで。
フィリップスの自動洗浄機「クイッククリーンポッド」の単品販売がスタート2023/08/14
電源ケーブル不要のコードレス洗浄機「クイッククリーンポッド」が単品で販売されています。
「クイッククリーンポッド対応:別売り」とカタログに記載されているモデルを持っている方は、この製品を買う事で自動洗浄機のある生活に。
もちろん、もともとクイッククリーンポッド付きのモデルを持っている方の更新用などにも。
「手のひらで包むように持つ」新スタイルの5枚刃シェーバーが発表される2023/07/25
まるでシェーバーの「ヘッド部分だけ」のように見える新モデルがパナソニックから登場(発売は2023年9月から)。
いわゆるグリップ部分は無く、本体全体を手のひらで包むように持つという新スタイル。
「首振り機構に任せるのはもどかしい。自分はもっとマニュアル操作でヘッドの動きに介入したいのだ」という人は歓喜するものと思われます。
現行5枚刃ラムダッシュと同じ刃が搭載されるなど、スペックは本格的。
体積は現行5枚刃ラムダッシュの7割とのこと。
AIが考案したモーターが搭載されたラムダッシュが出るかも2023/04/24 AIが設計したモーターが「熟練技術者のモーターと比較して15%も出力が大きい」とのこと。
いずれラムダッシュに採用される可能性があるらしい。


フィリップス9000シリーズの自動洗浄機を試す カートリッジの替え時を探る編2023/04/12
「クイッククリーンポッド」は数十回程度の使用でカートリッジ交換時期を迎えますが、カートリッジ内の液体が減った状態でも動作してしまうので、いつ交換したら良いのか迷ってしまいがちです。

カートリッジ残量を示す小窓の位置 残量ありの状態 残量アイコンが見えている状態 受け皿にヒゲクズが残存

【画像1】洗浄機の上部にある小窓がカートリッジ交換時期を知らせてくれる仕組みではあるのですが…
【画像2および画像3】画像2が残量有りの状態で、画像3は交換アイコン表示が見えている状態。
一見すると白いLEDが光ってお知らせしてくれる仕組みかな?と思ってしまいますが、そうではなく、
「カートリッジ残量が減った状態で動作させた場合に、液体と空気の屈折率の違いか何かを利用して、表示窓が白っぽく見える」
というアナログな仕組みであり、あいまいです。
カートリッジが新品の場合でも白く見えてしまう事があり、この表示はアテにならないと感じました。
【画像4】カートリッジ残量が減ってきた場合は、受け皿部のヒゲクズが洗い落とされずに残ってしまいます。
ですので、受け皿部にヒゲクズが残るようになってきたタイミングがカートリッジ替え時であると個人的には考えています。


「Z世代向け電動シェーバー」をわが家の18歳に使わせてみた(家電Watch)2023/03/09
フィリップス最新シェーバー「5000Xシリーズ」のレビュー記事。
スタンド無しで本体が自立する事がウリのシェーバーですが、その一方で充電端子が本体の底面にあるので、「立たせた状態のまま充電する事は不可能である」と指摘されています。
他のシリーズでは充電スタンド付きモデルが存在するわけですので、「立った状態での充電が出来ないなんて!」という意見はごもっとも。
とは言え、5000Xシリーズの充電時間はわずか1時間ですので、さほど問題ではないと思います。


フィリップス9000シリーズの自動洗浄機を試す 運用コストを見極める編2023/02/17
前回は【導入編】でしたが、今回は実際に使ってみての所感です。
さっそく洗浄後のヘッド部を確認します(洗浄後24時間経過して自然乾燥が完了している状態)。

キレイになった網刃(外刃) キレイになった受け皿 キレイになった刃の裏側

【画像1・2・3】
ヘッドに付着しがちな皮膚の油脂成分(白い曇り)はキレイに消えており、刃は本来の輝きを取り戻してるように見えます。
また、受け皿部のヒゲクズも、おおむね洗い流されています。
ボタン1つでここまでキレイになるのですから、まさに楽ちんです。

上下反転画面で電池残量を表示 充電とクリーニングを同時に行えない ハケで毛クズを払う

【画像4】
前回の更新で、「シェーバー自体の動力を利用して駆動する仕組みの洗浄機である」と述べましたが、そうなると気になるのが電池の減り。
しかし、動作時間はわずか1分間(連続で動作し続けるのではなく、1分間の間に動いたり止まったりを数回繰り返す)に過ぎないので、電池の減りは1%程度です。

【画像5】
シェーバーの充電は、別途必要になります。
ブラウンの自動洗浄機は洗浄と充電を同時にしてくれますが、そういった運用はできないという事です。
これがクイッククリーンポッドの最大の欠点だと感じます。
しかしながら、このデメリットと引き替えに、洗浄機の小型化とコードレス化が実現しているわけですので、悩ましいところ。
なお、シェーバーに電源アダプターを接続した状態で洗浄機に乗せた場合は、動作しません。

【画像6】
自動洗浄機が洗浄してくれるのはヘッド部分だけ。
それ以外の部分は、人間がお手入れする必要があります。
私は「ハケ」で毛クズを払っています。

自動洗浄機が便利なのは当然ですが、問題は洗浄カートリッジのコストです。
クイッククリーンポッド3個入りの市場価格がおおむね2,000円(2023年2月中旬時点での参考価格)。
PHILIPS
クイッククリーンポッド
カートリッジ
3個入り
使用頻度 使用回数 カートリッジの交換時期
毎日 約30回 月に1回
週に2〜3回 約20回 2ヶ月に1回
週に1回 約13回 3ヶ月に1回
月に1回 約3回 3ヶ月に1回
毎日使用する場合は、カートリッジは月に1度交換が必要で、ひと月700円ほど。
週に2〜3回使用する場合だと、2ヶ月に1度の交換が必要で、この場合はひと月350円ほど。
私の場合は、コストと手間とのバランスを考えて、「冬場だけ自動洗浄機を使う」という所に落ち着きそうです。


スタンド無しで自立するデザインがちょっとしたブームか2023/02/09
パナソニックの「スキンケアシェーバー」や「ラムダッシュ3枚刃」、そして今週発売されたフィリップスの「5000X」は、円筒形のデザインを採用しており、自立します。
立てられるデザインの乾電池式シェーバーは以前からありましたが、ここ最近は充電式の本格的シェーバーでも自立デザインが採用されつつあるようです。
立ててしまえば、当然ながら省スペース。
一方で、倒れてしまうリスク、そして濡れた底面にカビが生えるリスクもありますので、注意したいところ。


フィリップス9000シリーズの自動洗浄機を試す 導入編2023/01/23
自動洗浄機が付属するモデルを2022年の春に購入しましたが、ただの水洗いで充分だと感じていたので、自動洗浄機は全く使っていませんでした。
暖かい季節はそれで良かったのですが、本格的に寒い季節になった今、洗面所での水洗いを躊躇するようになってしまいました。
そこで今回、いよいよ自動洗浄機を試してみる事にします。

クイッククリーンポッドのサイズ感 クイッククリーンポッドの内部構造 三ツ目の真ん中に回転体が存在 クイッククリーンポッドの側に突起がある クイッククリーンポッド動作中

【画像1】
左の円筒形のものが洗浄機です。
一見、「単なるスタンドかな?」と思ってしまうようなサイズ感であり、円の直径は10cm、高さは8cmほど。
持ってみると軽く、わずか108グラムしかありません(実際の使用時にはカートリッジの重量が加わるので、320グラムほどの重さになり、それなりの安定感がある)。
それもそのはず、洗浄機の内部を見てみると…

【画像2】
洗浄機本体にはモーターなどの電子パーツが内蔵されていないのです。
道理で軽いはずです。

【画像3】および【画像4】
そこで気になるのが洗浄機の動力源ですが、なんと、シェーバーの刃を動作させる回転エネルギーをそのまま使っています。
シェーバーヘッドの真ん中から覗いている穴が洗浄機側にボコッと接続され(画像の青色矢印参照)、回転力を洗浄機に伝達。
その回転によって洗浄機内部のポンプ機構が動作し、洗浄液が刃に到達して刃がキレイになる、という仕組み。
洗浄機側にはボタンすら無く、シェーバー側の電源ボタンで動作させます。
洗浄機に乗っている事をシェーバー本体が自動的に判断し、電源ボタンを1度押すだけで洗浄がスタート。

【画像5】
動作は1分間のみ。
洗浄中である事を示すアニメーションと、残り時間の目安がディスプレイに表示されます。
なお、乾燥させる機能(風を送ったり、熱で暖めたり)はなく、自然乾燥です。

シェーバーの自動洗浄機と言えば、
「コードの配線が邪魔」、「音がうるさい」「多くのモーターを内蔵しており複雑で壊れやすい」、
といったイメージがありましたが、今回のシンプル極まる洗浄機「クイッククリーンポッド」は、その辺りの不満を一気に解消した感があります。


NHKで紹介された「正しい洗顔」が参考になる。ウエット剃りの泡作りにも2022/09/29
NHKの「あしたが変わるトリセツショー」という番組で、正しい洗顔方法が紹介されていました。
固形石鹸を使い、その番組の指示通りにモコモコの泡を作って洗顔してみたところ、これが爽快で、洗顔後の肌の潤いも保たれている様子。
さらに、この泡をシェーバーでのウエット剃りに使用してみましたが、これまた過度な突っ張り感などが生じず、洗い流す際の泡切れも良く、素晴らしい使い心地でした。
「泡立ての途中で数ccの水を滴下し、さらに泡立てて、また数cc滴下して泡立てる」
やや面倒ですが、この泡立て作業がキモになるようです。
フィリップス9000シリーズに廉価モデルが登場2022/08/30
「9000シリーズの剃り味は魅力だが、価格が高すぎる。機能を省いたシンプルモデルはないのか」
との声にこたえる形で、洗浄機ナシ×ディスプレイ表示の簡素化×ライトリングもナシ×電池容量は約2割減、という廉価モデルがラインナップに加わりました。
重さも200グラムと控えめに(既出モデルは226グラム)。
刃の種類など、剃り味に直接関係する部分は9000シリーズの上位モデルと同じ。
現時点(2022年8月末)ではまだ発売直後の新モデル扱いですので強気な市場価格になっており、上位モデルと価格が逆転している場合があるのでご注意を。

詳細はこちらから↓
フィリップスシェーバー(フィリシェーブ)の違いをシンプルに箇条書きで解説するページ。機種選びの参考に。


スキンケア機能を備えるシェーバーがブラウンとパナソニックから2022/08/29
2020年から発売されているパナソニックの「スキンケアシェーバー」ですが、今年秋、スキンケア機能がさらに強化された新製品ES-MT22がリリースされます。
また、それを追いかける形でブラウンからもスキンケア機能を備えたシェーバーが今年秋に登場。
さらに、美顔器で知られているヤーマンからも「エステケア」「温剃り(おんぞり)」を謳うシェーバーが今年の6月に発売されており、【シェーバー×スキンケア】がちょっとした流行になっている様子。
フィリップス「S9985/50」のミニレビュー 「剃り味」編2022/07/14
旧9000シリーズの特徴であった「なでると静かにヒゲが消えていく」という剃り味はそのままで、そこに「ドライ剃りでもヒリヒリしない」という優しさが加わった印象です。

青色は力が弱い事を示す 適切な押しつけ圧なら緑色 圧が強すぎるとオレンジ色で警告する

ヘッドに近い場所に配置されたライトリングが押しつけ強度を3色カラー(弱いと青、適切なら緑、強すぎるとオレンジ)で示してくれるわけですが、この機能は奇をてらったお遊びではなく、なかなか効果的なものだと感じます(LEDが肌を明るく照らしてくれるのでアゴから首元辺りを剃る時に剃り残しを確認できて助かる、という副次的な効果も)。
なお、この機能は完全にOFFにする事もでき、さらに「押しつけが強い時だけLEDが点灯し、それ以外は消灯」という設定も可能。

加えて、大きく張り出したデザインのヘッドが、シェービング時の圧力を分散して、肌への負担を軽減しているように感じます。

一方で「毎秒500回の頻度でヒゲの密度を感知してパワー調整する」と謳う「ヒゲ密度感知システム」については、効いてるのか効いていないのかよく分かりませんでした。
そのくらい自然に作動しているのだ、という事なのかも知れません。

最後に悪い点です。
旧9000シリーズと同様に、ヒゲクズが溜まる部分が浅く狭いので、洗浄の頻度が少ない「ヒゲクズ溜め込み派」の人にはやや厳しいと思われます。
また、ディスプレイには電池残量が1%刻みでデジタル表示されますが、この電池残量が表示されるまでに2.5秒間ほど電池アイコンが伸び縮みする無意味なアニメーションが毎回展開されるので、これは消せるようにして欲しかったところ。


フィリップス「S9985/50」のミニレビュー 懸念であった「ホールド感」と、「鼻の下の剃りやすさ」編2022/05/09
前回の更新では、実際に使ってみる前の印象として、「クビレが無いので持ちにくいのでは」、「ヘッドが角張っていて鼻の下が剃りにくいのでは」という2つの懸念について記述しました。
今回は、この2つの点について、実際に使ってみた印象を記述します。

背面のクビレの有無 ロゴの上を握る しっかりホールドする

【画像1】
右の旧9000には背面にクビレがありますが、一方、左の新9000の背面はフラットであり、クビレが無いので、ひげ剃り中に手から滑るのではないかという点が使用前の懸念点でしたが…

【画像2】および【画像3】
PHILIPSのロゴが印刷されている部分が本体に対して斜めに出っ張っていますが、この出っ張り部分に親指の付け根を引っかけるように持つと、斜めの出っ張り部分がくさびとして機能するのでガッチリと保持でき、手からスルッと滑り落ちる事はありません。

次に、ヘッド部分の角張りがあるので鼻の下が剃りにくいのではないかと心配していた点ですが、これまた杞憂でした。

ヘッドの縁までの距離を測る これは旧型のヘッド

【画像4】
刃の外周部からヘッドの縁までの距離を定規で測ってみたところ、新9000は4mmほど(鼻の下を剃るにはココを使うようにと取説で示されている部分を測定)。

【画像5】
一方の旧9000は4mm〜5mmほど(ヘッドのエッジに滑らかなRがついているので測り方によって異なる)。
刃と縁までの距離を見ると、むしろ新9000の方が鼻下を剃るのに有利なようです。
ヘッド縁のRが異なるので、この「刃の外周からヘッド縁までの距離」の単純比較はさほど意味がありませんが、新9000で鼻の下を実際に剃ってみたところ、全く問題ありませんでした。


フィリップス「S9985/50」のミニレビュー 使用前の第一印象編2022/04/27
先日注文したS9985/50がやってきました。
今回は、実際にひげ剃りとして使う前の、第一印象を記述します。

フィリップスS9985/50を購入しました ヘッド部分は角張っている 鼻下部分の剃り方

【画像1】
左のシルバーカラー、メタル調の製品が今回購入した新9000シリーズ。
そして、右側の赤いモデルは、私がこれまで使っていた旧9000シリーズです。
まず、新モデルは重いです。
実測値で217グラム。
私がこれまで使っていた旧9000が169グラムですので、重量比は28.4%増。
なかなかのズッシリ感があります。
また、本体裏側の指を引っかけるクビレが無くなりフラット化されましたので、重量増とあいまって、実際の使用時におけるホールド感がどんなものになるか、やや気になるところ。

【画像2】および【画像3】
続いて、ヘッド部分の角張りが気になります。
旧モデルのヘッド部分は、丸が3個並んだ形だったのですが、新モデルは角が形成されています。
鼻下部分のヒゲについて、私はこれまではヘッドの丸い部分を鼻の穴に軽く突っ込むようなイメージで鼻下を剃っていたのですが、今回の新製品では、この使い方ができなくなっています。
取説では「幅の細い部分を使用します」と記述されていますが、これでキレイに剃れるのか。
これまた懸念の1つです。

ヘッド部分はワンプッシュで開く キワゾリのトリマー刃は本体内蔵 目玉機能の1つ、ライトリング

【画像4】
ヘッドのオープン機構がワンプッシュ式になった点は、カタログなどでは特に触れられていませんが、大きな改善要素です。
これで、片手でヘッドを開けられるようになりました。
水洗いする際に、水やヒゲクズが手に付く事がありません。
また、水洗い後は、ヘッドを解放させた状態で放置しておけば、中が勝手に乾燥していきます。
旧9000の場合は、左手で本体を持ち、右手でヘッドの蓋部分をむしり取って分解するスタイルでしたので、水洗いの際は必ず手が濡れていましたし、水洗い後には蓋部分の置き場に毎度困っていました。

【画像5】
トリマー(きわ剃り刃)については、本体裏面に内蔵、ビルトイン方式となりました。
旧9000ではヘッド部分をトリマーに付け替える形で面倒でしたが、今回はありがたい先祖返りで本体内蔵に戻っています。

【画像6】
最後に、ライトリングについて。
シェービング時の圧力を感知して、押し当てる力が強すぎるとオレンジ色に光って知らせるという新機能。
充電開始時などには、ライトリングが前側から後ろ側に流れるように光ります。
この写真のタイミングでは、前側が水色、後ろ側が紫色になっています。
なお、旧9000にはライトリングはありませんでした。

次回はいよいよ使用レビューです。


久々の新シェーバー購入2022/04/22
私は先代の9000シリーズ(2015年製S9151)をメインに使っています。
風呂場でのウエット剃りが9割、ドライ剃りが1割、という割合。
もちろん、何度かの替え刃交換を経ていますが、現在のところ故障知らずです。
2015年を1年目としてカウントすると、なんと今年で8年目。
まだまだ使えそうな雰囲気ではありますが、やはり最新の技術が気になるもの。
そこで、今春フルモデルチェンジした、新しい9000シリーズをネットで購入しました。
商品が到着したらさっそくレビューする予定です。

なお、新しい9000シリーズの情報についてはすでにまとめてありますのでご覧ください↓
フィリップスシェーバー(フィリシェーブ)の違いをシンプルに箇条書きで解説するページ。機種選びの参考に。


ブラウンが家電量販店7社と協力し、シェーバーのリサイクルプログラムを開始(家電Watch)2021/10/20
いよいよシェーバーの世界でも「SDGs」の時代らしいプログラムが展開されます。
情報量が多いので、以下、要点を箇条書きします。 なお、替え刃も対象となる模様なので、替え刃を交換するタイミングの方もぜひ。
シェーバーの取扱説明書には処分時に内蔵電池を取り外す方法が記載されていますが、実際にはかなり面倒ですので、今回のように家電量販店に製品回収ボックスが設置されて製品をそのままポイッと入れるだけで済むというのは、ユーザーの我々にとってもありがたい事です。
ブラウンシェーバー&替え刃リサイクルキャンペーン(ブラウン公式サイト)の説明では、
「可能な限りシェーバー本体から電池を取り外してください」
「(取り外す事が)難しい場合は放電してから投入してください」
との事でした。
2021年11月10日追記:

上の画像は2021年11月10日にビックカメラで撮影したもの。
こんな形で家電量販店にボックスが設置されています。

2022年4月27日追記:
第2弾として、最大3000円キャッシュバックのキャンペーンが展開されています。
期間は2022年6月30日まで。

2022年7月14日追記:
第3弾が展開されています。
期間は2022年10月31日まで。

2022年11月2日追記:
第4弾が展開されています。
期間は2023年2月28日まで。

2023年4月17日追記:
第5弾が展開されています。
期間は2023年6月30日まで。

2023年9月4日追記:
第6弾が展開されています。
なお、第何弾からなのかは不明ですが、いつの間にかリサイクル対象がシェーバー本体のみとなっており、替え刃は対象外になっています。
期間は2023年10月31日まで。
ブラウン リサイクルキャンペーン 第6弾


ブラウンから「シリーズ9 PRO」が登場、同時にシリーズ8もリニューアル2021/09/09
2021年8月23日にブラウンから「シリーズ9 PRO」が発売されました。
従来モデルは「シリーズ9」でしたが、今回はシリーズ名に「PRO」が付いています。
金メッキされている方のトリマー刃が改良されており、「23度以下に寝たヒゲもカットできる」とのこと。
このトリマー刃を「PROブレード」と呼び、シリーズ名にもPROが付いたようです。

ヨドバシカメラのブラウンシェーバーコーナーにはマイクロスコープ(顕微鏡)カメラが設置されており、水洗いした刃と、アルコール洗浄した刃との刃先を見比べる事ができるようになっていました。
アルコール洗浄システムはいまだにブラウンだけですので、良いプロモーションだと思います。
さらに突如として「ブラウンはヘッドがコンパクトで小回りがきく」と謳いだしたのが面白いところ。
先日発売された、ややヘッドが大きい6枚刃ラムダッシュへの対抗なのだと思われます。

同時に「シリーズ8」もラインナップが更新されていますが、こちらは従来モデルと同じ刃を使っており、特に大きな変化はありません。

詳細はブラウンシェーバーの機種選びをご覧下さい。


Schickの「マルチボディーシェーバー」をミニレビュー2021/07/05
Schickからこの春発売された「マルチボディーシェーバー」。
「毛をすく・剃る、肌を潤すをこれ一本で。」と謳う製品。
価格が安い上に機能が豊富でワクワクするのですが、気になるのは電池式(単四乾電池)という点。
充電式よりもパワーが劣るイメージですが、果たして…。

Schickのマルチボディーシェーバー カミソリ側のヘッド トリマー側 刃渡りを計測 アタッチメントの取り付けアニメ

【画像1】一見するとただの5枚刃のカミソリですが、実はヘッドの逆側に電動スキカミソリ(トリマー)が付いています。
【画像2】カミソリ側。パッケージに刃が2つ入っており(本体に付いている刃+もう1個)、別売り替え刃も用意されています。ヘッド部分の近くには白い突起が形成されていますが、これがある事で、平置きした際に刃が宙に浮いた状態となり、刃が乾きやすく衛生的。
【画像3】トリマー側。単四電池で駆動してバリカンのように毛をカットするのですが、そこに同梱のアタッチメント(青色の外付けパーツ)を装着する事で、「数ミリだけ毛を残して自然な仕上がりにする」事が可能です。なお、トリマー刃には替え刃の用意はなく、刃が劣化した時点で製品の寿命となります。
【画像4】トリマー部分は刃渡り20mmほど。右側は比較対象としてフィリップスの鼻毛カッターNT5000に「キワ剃りヘッド」を付けたところ。刃渡りはほぼ同じです。
【画像5】アタッチメントの仕掛けをGIFアニメにしました。アタッチメントは3段階で調整が可能。2mm、4mm、6mmの3パターン。長めからスタートすると失敗が無いでしょう。アタッチメント無しの状態だと0.3mmの長さに仕上がります。

実際にスネ毛処理に使ってみました。

処理前の状態 6mmでトリミング 4mmでトリミング 2mmでトリミング アタッチメント無し0.3mm

【画像6】Beforeの状態。
【画像7】6mmでカット。
【画像8】4mmでカット。
【画像9】2mmでカット。
【画像10】アタッチメント無し(0.3mm)でカット。

刃の動きは思ったよりパワフル。
そして仕上がりもバッチリで問題無いのですが、やはり刃渡りが20mm程度と狭く、ちまちま感は否定出来ません。
やはり、充電式のボディーグルーマーの方が、圧倒的にラクです。
とは言え、夏場に1度か2度利用するだけと考えると、作業時間が2倍かかったところで特に大した問題ではありませんし、入門用のスネ毛トリマーとして考えると悪くない商品だと感じます。
なお、トリマーを使う場合は安全の為にカミソリ側の刃を取り外しておく事をおすすめします。
Schick
マルチボディーシェーバー


パナソニックから6枚刃のシェーバーが登場、同時に5枚刃モデルも更新2021/06/10
2021年6月6日にパナソニックから6枚刃シェーバーが発売されました。
6枚の構成は、トリマー刃×2 + くせヒゲリフト刃×2 + フィニッシュ刃×2。
進化したトリマー刃が2枚搭載され、2020年の5枚刃ラムダッシュと比べて「長いくせヒゲのカット率が4倍」と謳っています。
なお、替え刃は、従来のような「網刃」と「内刃」ではなく、ブラウンのような一体型の「カセット刃」となり、交換の目安は1.5年とのこと。
替え刃のメーカー希望小売価格は12,650円と、ついに替え刃価格が1万円を超えてきました。

また、同時に5枚刃ラムダッシュもリニューアルされました。
こちらも進化したトリマー刃を搭載して、2020年モデルとの対比で「長いくせヒゲのカット率が1.5倍」とのこと。

詳細はパナソニック電気シェーバーのデータベースをご覧下さい。


フィリップスが調理家電などの事業を売却するものの、電気シェーバーは売却範囲に含まれないとのこと2021/04/16
フィリップスが、家電部門の一部を中国の投資ファンドに売却すると発表しました。
「って事は、シェーバーとか電動歯ブラシも?」と思ったのですが、電気シェーバーと電動歯ブラシは売却の範囲に含まれないとのこと。 なお、フィリップスシェーバーの裏面にある「Made In Netherlands」の記述ですが、「Netherlands」とはオランダ(Holland)の公式名(the Kingdom of the Netherlands)です。


パナソニックのバリカン「カットモード」でセルフカットのススメ、というページを作りました2021/04/09
2020年の春から夏にかけて、頭髪用のバリカンが品薄状態となり、価格が極端に高騰していました。
その後、年末年始ごろからようやく供給が安定し、価格も落ち着いてきた様子。
そこで、パナソニックの「カットモードER-GF71」を入手し、レビューページを作りました。

パナソニックのバリカン「カットモード」

このER-GF71、私がもともと保有していたナショナル時代のバリカンER509の後継機です。
なお、ER509はモーターがやや弱りつつもしっかり動作しますが、ついに替え刃が入手出来なくなりました。


フィリップスの7000シリーズと5000シリーズがフルモデルチェンジ(フィリップス公式サイト)2021/03/06
2月末にSeries7000とSeries5000が同時にフルモデルチェンジ。
採用されている刃やヘッドの可動域は7000と5000とで同じですが、7000には肌への優しさを実現する各種機能が備わっています。

両シリーズともに、ヘッド部分が角張ったデザインなので「鼻下を剃る際に邪魔になるのでは」と思ったのですが、取説を見ると鼻下を剃る為のエリアが確保されていて問題は無さそう(下の画像)。

フィリップスの新型7000Seriesの取説から引用

特筆すべきは新型の洗浄機「クイッククリーンポッド」で、なんとコードレス。
シェーバー本体の電力で駆動する仕組みで、超軽量かつ、超小型。
斜め差しではなく、シェーバーをまっすぐ立たせるスタイルな事もあいまって、かなりの省スペース。
また、トリマーは背面内蔵のポップアップ式に先祖返りしており、先代モデルのようなヘッド部分を付け替える手間は不要に。
さらに、ヘッド部分はワンプッシュオープン式となり、ほぼ手を濡らすこと無くヘッド部分を水洗い出来るようになっています。

その他詳細はこちら→フィリップスシェーバーの機種比較
旧モデルはこちらです→フィリップスシェーバー旧モデル比較


ブラウンのモバイルシェーバーがフルモデルチェンジ、「Braun mini ブラウンミニ」に2021/03/02
発売開始から10年以上が過ぎたモバイルシェーバー「M-90」と置き換わる形で登場したのが、今春発売されたブラウンミニ「M-1001/1000」。
90からいきなり1000へと型番の桁が飛躍しており、気合いが伝わってきます。
主な変更点は以下の通り。 キャップをつけると凹凸がほぼ無く、カバンのなかで邪魔にならないものと思われます。
さらに「M-90と比べて2倍のカットパワーを実現」とのこと。

なお、M-1001とM-1000の違いですが、本体のスペックは共通。
M-1001はアマゾンなどのweb流通モデルであり、掃除ブラシが付属します。
一方のM-1000は一般流通モデルであり、掃除ブラシは付属しません。
(水洗いに対応しているので、ブラシの出番はほぼ無いと思います。)

家電watchの記事によると、ブラック以外のカラーバリエーションが出てくる可能性もありそう。
Braun mini
ブラウンミニ
M-1001
現行モデルの情報をまとめているページはこちら→ブラウンシェーバーの機種比較
旧モデルはこちらです→ブラウンシェーバー旧モデル比較


アイリスオーヤマ加湿器UTK-230-Wのカビ対策を考える2021/01/28
シェーバーと全く関係ありませんが、アイリスオーヤマの加湿器UTK-230-Wの分解清掃の方法を紹介します。
この加湿器、水のタンクを取り外して洗浄する事が出来るのですが、タンク自体がやや複雑な作りになっており、奥の方まで洗浄する為にはタンクを分解する必要があります。
取扱説明書にはこの辺りの記述がありませんが、ちょっとしたコツで分解が可能です。
分解作業には破損やケガのリスクがあります。
一方でカビの生えたままの加湿器を使い続ける事にはまた別のリスクがあると思われますので、ご自身で作業の必要性を見極めて下さい。

超音波加湿器 水タンクを逆さまに 分解された状態、ここを目指す 小さな爪 大きな爪

【画像1】これが今回分解清掃する加湿器。2020年秋に発売されたモデルです。
【画像2】タンクを逆さまにして床に置きます。床にはお風呂マットを敷いて滑り止め&しずく対策に。
【画像3】最終的にこの状態を目指します。ここまで分解出来れば洗浄し放題です。
【画像4】外すパーツとタンク本体は、2つの爪で固定されています。画面中央に映っているのが「小さな爪」。
【画像5】これは逆側の「大きな爪」。こっちを先に外すと分解出来ません。「小さな爪」の方から外すのがコツです。

ここで、ケガ対策としてメガネと軍手を着用します。
タンクを足で挟んで固定すると安定します。

左手の練習 右手の親指を「小さな爪」に突っ込む ビフォー&アフター

【画像6】左手は、これから外すパーツに対して左方向に力を加えます。中指と薬指でタンク本体を押さえつつ、親指でパーツを左側に引っ張るイメージ。
【画像7】一方で右手は、「小さな爪」に親指を入れつつ、外れた時の勢いでタンクが暴れないように、残った指で丸い突起部分を軽く掴みます。水色で示した矢印のイメージで、左手の親指は左方向に、右手の親指は右方向に、ジワジワと力を加えていくと、右側の爪が外れるはずです。
【画像8】右側のように「小さな爪」が外れたら、反対側の「大きな爪」を外します。

アマゾンのレビュー欄に「内側にカビが生えたので買って2ヶ月で捨てた」という記述があり驚きましたが、定期的に分解洗浄・メンテナンスをしていれば、ながく使えるものと思います。
アイリスオーヤマ
加湿器
UTK-230-W


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