上の画像は、
「外刃を取り外したときに、左のパナソニックには内刃が付いてるけど、右のブラウンには内刃が付いていない!どうして?」
という状態を示したもの。
実は、ブラウンの7シリーズは内刃と外刃が一体化されたカセットになっているのです。
電気シェーバーに関するありがちな質問に答えるFAQページです。
シェーバー購入前に知っておきたい情報を集めてみました。
ブラウンのカタログ冊子で、Series9とSeries7のページに「7年間耐久保証」と記載されています。
これは、「7年間の使用に耐えうる見込みで製造した」という意味であり、耐久性の目安です。
メーカー保証期間が7年間という意味ではありません(メーカー保証期間は1年間です)。
それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
市場に流通しているシェーバーの大多数は往復型です。
この他に日立が採用しているロータリー型があります。
シェーバー購入前にチェックしておきたい要素を枚挙してみました。
「どのくらいヒゲクズをため込む事が出来るか」という点は意外と盲点で、自動洗浄機を毎回使用する事を前提として作られているモデル(フィリップスのセンソタッチなど)は、ヒゲクズをため込むスペースがほんの少ししかありません。
1週間に1回水洗いする、という使い方をする場合には、シェーバー内部にヒゲクズをため込むスペースが確保されているかを確かめた方がよいでしょう。
お手入れ次第で刃の寿命は大きく変化します。
とりわけ、水洗い後にオイルを付ける事は重要です。
オイルをつけずに使い続けると、刃が摩耗し、剃り味が悪くなり、また、バッテリーの消耗も早くなります。
ちなみに、オイル不要を謳うシェーバー(フィリップスのモデルなど)はオイルをつける必要はありませんが、水洗い後によく乾燥させる必要はあります。
石けんやフォームの泡を肌につけて、電気シェーバーで剃る事をウエット剃りといいます。
「一体何の意味があるのだ?わざわざ石けんをつけて剃るのならば、T字カミソリを使って剃ればいいじゃないか」
という疑問を抱く人が多くいるのはもっともなのですが、実は理由があります。
電気シェーバーでウエット剃りをすると、深剃りと、肌への優しさとを両立できるのです。
T字カミソリは、刃が直接肌に触れてしまいます。
一方、電気シェーバーには外刃(網刃)があるので、内刃が直接肌に触れる事がありません。
このため、カミソリよりも電気シェーバーの方が安全で、肌に優しいと言えます。
そして、Tカミソリを使う場合と同じように肌を濡らして泡をつけた状態で電気シェーバーを使うと、肌やヒゲが柔らかくなった状態で剃る事が可能となり、ドライ剃りの場合よりも深剃り出来るのです。
以前は、防水性能の高い電気シェーバーが少なかったので、必然的に「電気シェーバー=ドライ剃り」であったわけですが、近年ではウエット剃り対応機種がだいぶ増えてきました。
水洗い対応シェーバーならばウエット剃りが可能である、と言えるか。
必ずしもそうではありません。
ウエット剃りとは、T字カミソリでのヒゲ剃りと同様、肌にセッケンやヒゲ剃り用フォームをつけて電気シェーバーで剃るというヒゲ剃り法。
ウエット剃りにはセッケン等の界面活性剤が持つ浸透力に対抗できるハイレベルな防水性が必要となります。
ウエット剃り対応シェーバーは、ウエット剃り対応を謳っていない単なる水洗い対応シェーバーよりも防水性能が高いという事です。
防水のダイバーズウォッチで
「セッケンや洗剤の使用は避けてください」
と注意書きがあるものがありますが、これも界面活性剤の浸透力によって防水パッキンの隙間から内部に浸水してしまう可能性があるため。
界面活性剤は、衣類の繊維の奥まで入り込んで汚れを落とす程の浸透力を持っている為に洗剤として使われるわけですが、その高い浸透力が災いして、シェーバー内部を浸水させて故障を招く可能性があるのですね。
なお、ウエット剃り可能な防水性能を備えながらも、ウエット剃り対応を謳っていない機種もあります。
これは、電源ケーブルをコンセントに接続しながらシャワールームで使用するなどした際に感電等の事故を起こさぬよう配慮し、あえてウエット剃り対応を謳っていないというものです。
ちなみに、ウエット剃り対応を謳うシェーバーは、こういった安全上の理由から、電源コードを接続した状態ではスイッチが入らないようになっています。
ブラウンシェーバーの取扱説明書に、“家族・他人と共有しない。感染等のおそれがあります”との記述があります。
アルコール洗浄機のブラウンでさえもこう書いてあるわけですので、店頭での試用(肌に当ててヒゲを剃る行為)は避けた方が良いと思われます。
店頭ではスイッチを入れて動作音を確認する程度に留めておきましょう。
モミアゲ部分の毛をちょっとだけ短く刈りたい、という場合の為に、多くのシェーバーには跳ね上げ式のトリマーが内蔵されています。
なぜトリマーが内蔵されているか。
それは、シェーバーの網刃では、長い毛をカットする事が出来ないからです。
シェーバーの網刃は基本的に短いヒゲを剃る事を前提に作られているので、長い毛をカットするという使い方は出来ません。
短い毛はツンと立っているので網目に入ってくれるのですが、長い毛は自重で寝てしまうので、網目に入ってくれないからです。
モミアゲ部分の処理だけでなく、剃り残してしまった長いヒゲをカットする場合にもトリマーは便利です。
長いヒゲは、一旦トリマーで短くカットしてから網刃で剃り上げる、という2段ステップを踏むとキレイに剃り上がります。
往復式シェーバーの動作音の高さ(Hz)を測定する事で、1分間あたりの内刃の振動数を計算できます。
スマホでチューナー(楽器の調弦に使う道具)のアプリを起動し、マイクの前でシェーバーを動作させるだけ。
チューナーアプリはほとんどが無料です。
Hz(ヘルツ)とは1秒間あたりの振動数ですので、これに60をかけると、1分間あたりの内刃の振動数(往復回数)になります。
2012年時点で、パナソニック往復シェーバーの最高峰は毎分14,000往復、ブラウンは10,000往復です。
この数値よりも極端に数値が低い場合は、最新型に乗り換えるといいかも知れません。
メーカー比較のページで各社の特徴を掴んで、自分に合うメーカーが見つかったら、メーカーごとの製品比較のページで機種を選ぶとよいでしょう。