Gillette社から2011年の2月に発売された新機種Fusion5+1 PROGLIDE(プログライド)と、Gillette社の既存製品であるFusion5+1との剃り比べ企画です。
ここでは、新機種をプログライド、既存機種を旧・フュージョンと呼ぶことにします。
このページでは外見などの第一印象を。
そして、次ページでは、実際に剃り比べた様子をマイクロスコープカメラで撮影して比較します。
全ての画像はクリックで拡大します。
まずは商品ラインナップの確認から。
今回このページで比較するのは、★印をつけた2タイプ。
すなわち、旧・フュージョンから振動しないタイプ、そして、プログライドから振動するタイプ、この2機種を比較します。
なお、このページでは、2006年発売の既存機種を旧・フュージョンと呼び、今回登場した新機種をプログライドと呼ぶ事にします。
振動機能付きのホルダー(製品名に“パワー”と名が付く方)を買うと、パッケージには刃が1つしか入っていません。
一方、振動機能無しのホルダーを買うと、刃が2つ入っています。
なお、プログライドパワーには、電池が同梱されています。
上の画像、上が旧・フュージョンのスタンド、下がプログライドのスタンドです。
プログライドのスタンドは、あからさまに簡素化されている事が分かります。
スタンドにカミソリ本体を乗っけたところ。
左に立っているのはプログライド。右に立っているのはフュージョン。
立ち方が逆さまになっていますね。
旧・フュージョンは刃を上にして立つスタンドですが、プログライドは刃を下にして立つスタンドです。
プログライドとスタンドを並べたところ。立てるのではなく平置きのみで使うという事であれば、これで充分という気もします。
上の画像は、プログライドのパッケージに同封されていた、スタンドの使い方を記した紙。
一見、替え刃格納ケースをスタンドに取り付ける事で、立てた際の安定度が増すようにも見えますが、倒れやすさは変わりません。
左がプログライド、右が旧・フュージョン。スタンドで縦置きした状態を真横から見ると、こんな感じです。
白い線で示している通り、スタンドで立てた時の設置幅がかなり違います。プログライドは20ミリ、旧・フュージョンは34ミリです。
プログライドのスタンドは、この設置幅の狭さに加え、カミソリのお尻に単四乾電池が入っている事で重心が上の方にある事も影響し、縦置きした場合にかなり倒れやすいと感じました。
プログライドパワーには振動機能がついています。
これは、本体に振動機構が内蔵されており、シェービング時に細かく振動させる事で、摩擦を軽減させられるというもの。
ホルダーの真ん中あたりにスイッチがあり、スイッチオンで青く光ります。
ホルダーのお尻あたりに、電池ホルダーがあります。左にひねる事で蓋が外れ、なかの単四乾電池にアクセス可能。
防滴加工が施されており、シェービング中に多少の水がかかっても問題ありません。
振動は、けっこう激しいです。
動画で撮影してみましたが、スイッチオンの状態でテーブルに載せるとその場で回転し始めるほどの振動です。
なお、電源を切り忘れた場合でも約8分後に自動的にスイッチがオフになる機構が備わっています。
左が旧・フュージョン、右がプログライドです。
まずは緑色のラインについて。これはスムーサー(SOOTHER)と呼ばれる、潤滑成分を肌に供給する箇所です。
プログライドの方が見た目で1.5倍ほど幅広に作られており、その分多くの潤滑成分を肌に供給出来るという事になります。
なお、この部分はインディケーター(indicator=表示機能)を兼ねており、緑色が薄くなったら刃の寿命という意味です。
そして、何よりも刃の部分。5枚中4枚が、旧・フュージョンよりも薄く進化していると謳っています。
加えて、コンフォートガード、マイクロコーム、スタビライザーなどと言ったと細々した工夫が、プログライドの刃に施されているとの事。
次ページでは、剃り上がりの肌をマイクロスコープカメラ(顕微鏡)で比較します
ジレット
フュージョン プログライド パワー (電池で振動する) |
|
カミソリ本体 | 替え刃 |
ジレット
フュージョン プログライド マニュアル (振動機能なし) |
|
カミソリ本体 | 替え刃 |