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2010秋発売の最新シェーバー比較!―ブラウン750cc-4(シリーズ7)とフィリップスRQ1260cc(センソタッチ3D)

左がフィリップス、右がブラウン。

3大メーカーの電気シェーバーを買い揃えて比較してみたよ。フィリップスとパナソニックとブラウン。に続く、買い揃えて比較シリーズの第2弾です。
2010年の10月に発売されたブラウン・シリーズ7 750cc-4と、同年8月に発売されたフィリップス・RQ1260CCとを比較してみたいと思います。

2011/01/20

【目次】このページ内の行にジャンプします
▼まずは本体デザインから
▼両シェーバーの第一印象動画を作りました
▼動作音の比較動画を作りました
▼洗浄機の比較
▼水洗いへの対応(刃のメンテ性)
▼本体ケース
▼ブラウンの方だけは、交流式で動作可能
▼フィリップスの方にだけ、刃カバーと充電スタンドが付属します
▼重さの比較
▼ウエット剃りへの対応
▼3年経過時の維持費比較
▼剃り味の違い
▼まとめ

まずは本体デザインから

どちらも最上位シリーズだけあって、非常にカッコイイです。

まずはブラウンから。全ての画像はクリックすると拡大します。

ブラウンシェーバー画像4枚

ブラウンシェーバーのカタログでは、最初の2ページが写真集のような構成になっており、さまざまな角度から7シリーズを撮影した画像が掲載されているのですが、なるほど、そうするのも尤もだと感じるほど、カッコイイです。
画像左下で、左右対称になっている2つの縦長形ボタンが確認出来るでしょうか?
これがシリーズ7の売りである「音波カスタムボタン」です。
なお、本体裏側にはゴムのような素材が使われており、滑りづらい設計になっています。

フィリップスシェーバー画像4枚

一方、フィリップスは前面パネルがハーフミラー仕上げになっています。
操作するとLED表示が浮かび上がる感じ。非常に美しいですが、反面、指紋がべたべたつきます。
画像右上、花の様に刃が開いて、水洗い出来る仕組み。
ブラウンと同様に、フィリップスも裏面はゴムのような素材になっています。
画像右下、握ったときに人差し指が引っかかるような凹みが形成されており、手が塗れていても滑る可能性はかなり小さいです。

両シェーバーの第一印象動画を作りました

こちらはブラウン750cc-4(シリーズ7)のファーストインプレッション動画。
on-offスイッチの下に、音波カスタムボタンと呼ばれる3段階の動作強度変更スイッチがついています。
“ターボ-ノーマル-ソフト”と、モードを切り替えるごとにLEDの色が“濃い青色-薄い青色-白色”と変わるのがお分かりいただけるでしょうか。
動画の30秒あたりから、トリマーを起動させています。使いやすい位置にトリマー起動レバーがあって便利です。
動画の1分10秒あたりから、ロック機能を使っています。
ロック機能でヘッドを固定させる事で、細かい部分を剃るときに狙いがつけやすいというわけです。
動画の1分30秒あたりから、刃部を取り外します。シェーバーヘッドロックスイッチの逆側に、刃を取り外すボタンがあります。

こちらはフィリップスRQ1260(センソタッチ3D)のファイ―ストインプレッション動画。
3つの刃部が独立して、ぐるんぐるん、縦横無尽、自由自在に動きます。
動画の1分33秒あたりから、ヘッド部分を外して動作させています。このとき、モーター音がほぼ無音です。
これはECMモーターと呼ばれる極めて低騒音低振動のモーターを使っているから、とのこと。
動画の2分15秒あたりから、トリマーを動作させています。トリマー部分は本体背面に格納されています。

動作音の比較動画を作りました

前述した通り、ブラウンシリーズ7には音波カスタムボタンと呼ばれる3段階の強度切り替え機能がついています。
この動画では十数秒ごとにターボ→ノーマル→ソフトの順番に切り替えています。
モード切替に合わせて、音量がけっこう変わる事が分かります。
ブラウンに続いて、フィリップスシェーバーを動作させています。

往復式シェーバーであるブラウンと、回転式シェーバーであるフィリップスは、音の質と音量がかなり違います。
「ぶーーん」と「しゅるるるる」の違いですね。
往復式に慣れている方は回転式の静けさに驚くと思いますが、「音が大きい方が剃っている感じがあって好ましい」という意見もあるかと思います。

洗浄機の比較

こちらは洗浄機の動作音比較動画。1分10秒までがブラウン(左側)、その後がフィリップス(右側)となります。
洗浄機に乗せた場合にも、シェービングの時と同様にシェーバー本体が動作します。
このため、ブラウンの動作音が大きめです。

ブラウンの洗浄機はアルコールを使うタイプ。
占有床面積は横100mm×奥行き123mmほど。シェーバーをセットしたとき、床面からの高さは225mmほどになります。
シェーバー自体は動かず、内蔵されたポンプで本体下部にセットされたカートリッジ内のアルコールを汲み上げる仕組みです。
シリーズ7のラインナップは4種類(790cc-4LDEを含めれば5種類)ですが、これは、主に洗浄機の機能の違いです。
高級機になればなるほど、温熱乾燥やファストクリーン(25秒で簡易洗浄)といった機能がプラスされます。
付属電源コードはカールコード。伸ばしたときには約2メートル程になります。

フィリップスは横105mm×奥行き160mmほど。シェーバーをセットしたときの床面からの高さは230mmほどになります。
こちらは、シェーバー自体が上下に動いて、洗浄液のプールに浸かる仕組み。
派手なアクションで見ていて楽しいです。
付属電源コードは真っ直ぐなタイプ(カールコードではない)。長さは約2メートルです。

水洗いへの対応(刃のメンテ性)

刃を取り外す

ブラウンとフィリップス、ともに水洗い可能です。
しかし、刃を細かく分解出来るか出来ないか、という点でだいぶ異なります。

ブラウンシリーズ7の刃は内刃と外刃が一体になっています。

ブラウンのシリーズ7では、内刃と外刃が一体になっており、ユーザーは分解する事ができません。

フィリップスは細かく分解可能。

こちらは、フィリップスのセンソタッチ3Dの刃を分解している様子です。
内刃が取り出せる事がお分かりいただけるでしょうか(画像ではピンセットを使っていますが、指で外せます)。
細かく分解して、徹底的に毛クズなどを掃除する事が可能、という事になります。

なお、フィリップスシェーバーは自動研磨システムと呼ばれる回転刃を利用しているため、注油が不要ですが、
ブラウンシェーバーの場合は、水洗い後に注油が必要です。

本体ケース

ブラウンシェーバーのケース

ブラウンは弁当箱のようにパカッと開くケースが付属します。ケースの布地はけっこうな厚みがあります。
セミハードケースといった感じ。黒地に白いロゴ。

フィリップスシェーバーのケース

フィリップスの方は、本体に合わせた形状の布地ケース。
ブラウンほど強固なつくりではありませんが、そこそこの厚みがある布地が使われています。
画像左上、さりげないフィリップスロゴがお分かりいただけるでしょうか。

ブラウンの方だけは、交流式で動作可能

ACアダプターを差すと交流式シェーバーとして動作する。

フィリップスのセンソタッチ3Dは「人間工学に基づきデザインされたねじが1つもない本体」と謳うだけあって極めてスッキリしたデザインなのですが、差し込み口も省略されており、アダプターをつなぐ事ができません。
つまり、内蔵電池の残量がなくなった場合に、アダプターをシェーバー本体に直接差し込んでヒゲを剃るという事が、センソタッチ3Dでは出来ないのです。
一方、ブラウンのシリーズ7では、写真の通り、アダプターを直接本体に接続可能。
バッテリーがカラになった場合でも、交流式シェーバーとして動作させる事ができます。

フィリップスの方にだけ、刃カバーと充電スタンドが付属します

フィリップスのセンソタッチ3Dには、刃カバーと充電スタンドが付属します。

刃のカバー

刃カバーは、横方向からスコッとはめ込むタイプ。
けっこうしっかりはめ込まれるので、簡単に外れる事はありません。

充電スタンド

そして充電スタンド。 スタンドの底面に3つの吸盤がついており、テーブルなどに強固に設置する事ができます。 
また、充電端子部分が磁石になっていて、吸い付くように本体を置くことができます。 
吸盤と磁石の効果により、シェーバー本体がスタンドから倒れてしまう可能性はかなり低いと言えます。 
このスタンドは縦8.6cm×横8.6cmの床面積があれば設置可能。

重さの比較

ブラウンが214グラム、フィリップスは175グラム。

ブラウンは214グラム。けっこうズッシリ重いです。一方、フィリップスは175グラム。約2割ほどの重量差があります。
毎朝手に持って顔に当てて何往復も動かす事を考えると軽いに越したことはないと思う一方で、重量がある事による高級感という要素もあるかも知れません。

ウエット剃りへの対応

ブラウンシェーバーの本体は、防滴構造です。防水ではありません。
ウエット剃りには対応していません。

一方、センソタッチ3Dはウエット剃りに公式に対応しています。

3年経過時の維持費比較

いわゆるライフサイクルコスト、ランニングコスト、トータルコストの比較です。
メーカー推奨の期間通りに刃を替えるとして、表を作ってみました。

替え刃寿命の比較表
半年後 1年後 1年半後 2年後 2年半後 3年後
ブラウン(シリーズ7)の場合、外刃と内刃のセットを1年半ごとに交換。
フィリップス(センソタッチ3D)の場合、シェービングユニットを2年ごとに交換。

替え刃に加えて、自動洗浄機の洗浄液(カートリッジ)の費用もかかります。

ブラウンの洗浄カートリッジは、1つを一ヶ月で消費。
このため、3個入りパッケージを年間4つ必要とします。

フィリップスの洗浄液も、1つのボトルを一ヶ月で消費します。
年間12個必要となります。

ブラウン
洗浄カートリッジ
フィリップス
洗浄液

剃り味の違い

ブラウンは、ヘッドが激しく振動します。その振動のお陰で、非常にスムーズに肌の上を滑らせる事が出来ます。
今までのブラウンシェーバーならば汗や油分による抵抗で引っかかってシェーバーのヘッドを顔に押しつけてしまい、肌にダメージを与えてしまうような状況であっても、この振動がある為に、ヘッドが1カ所に留まることなく、極めて自由自在にヘッドの位置をコントロール出来る、という感じです。
振動は激しいが、それが逆に、肌への優しさに寄与している、という構図になります。
また、ヘッドの形が直線ですので、自分が今どこを剃っているかが明確に分かります。
このため、あごひげを形成する場合など、刃が丸形のフィリップスよりも有利です。

一方、フィリップスは、元々の肌への優しさに加えて、深剃りと早剃りをプラスした感じ。
また、3Dヘッドの自由自在の動きは、特にアゴから“えら”の部分にかけて、極めて有利に働きます。
ヘッドが勝手に肌に吸い付いてくれるイメージです。
そして、ウエットシェービングの気持ちよさと深剃りは、ウエットシェービング不可のブラウンでは味わえないものです。

なお、深剃り具合の比較は、
マイクロスコープカメラで深剃り比較!【安全剃刀ジレットフュージョン5+1】vs【フィリップスHQ7390】vs【フィリップスRQ1260(センソタッチ3D)】vs【ブラウン750cc-4】
をご覧ください。

まとめ

最新シェーバーの比較企画、いかがだったでしょうか。

往復式のブラウンと(今回は取り上げていませんが)パナソニック。そして、回転式のフィリップス。
この3大メーカーのシェービング能力が拮抗していて、剃り上がり結果で比較した場合には、同価格帯であれば、どのメーカーを選んでも大差は無いように思われます。

しかし、シェーバーには、剃り上がり結果以外にも、維持費、携帯性、防水性、メンテのしやすさ、消耗品の入手しやすさ、肌への追従性、くせヒゲへの対応、騒音、バッテリー寿命、価格、ブランドイメージ、ひげクズの飛び散りやすさなど、さまざまな要素があります。
そこが悩ましく、また、シェーバー選びの楽しみでもあると、私は考えています。

私のページが読者の方のお役に立てたら、とても嬉しいです。


このページで紹介したモデル
フィリップス
RQ1260cc
ブラウン
750cc-4
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